過食症 嘔吐 サイクル 


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過食症と嘔吐

過食症になると、人によっては意図的な嘔吐(喉の奥に指を入れて嘔吐を誘発)が加わったり、下剤の乱用が起きたりします。食事をいっぱい食べてすぐに嘔吐するため胃も脳もびっくりして、さらにそれらの機能失調が悪化していきます。

多くの人は誤ったダイエットを契機に、過食症に陥ります。食事を制限し、体が飢えた状態になると、身体の防衛反応として過食衝動が起こります。これは、健康な人なら誰にでも起こるもので、多くのダイエットが「リバウンド」により失敗するのはそのためです。しかし、このようにして食べすぎた後に、吐いたり、下剤を使用したり、極端な食事制限を行ったりすると、体はますます飢えてしまい、脳から空腹だという信号が出されます。そして、また過食衝動が起こるのです。つまり、空腹(身体的飢餓)→過食衝動→過食→排出→空腹(身体的飢餓)という悪循環が生じ、この過食と排出のサイクルから抜け出せなくなるのです。


過食嘔吐は食道や口腔内にも種々の悪影響を及ぼします。嘔吐は胃液(成分は強塩酸)の逆流なので、食道粘膜がただれた状態になって胸やけや胸痛を生じ、酷い場合は食道炎になります。嘔吐により、胃と食道の境界不の粘膜が切れ、大量出血することもあります。

また、胃液の酸により、歯のエナメル質が溶けていきます。20歳半ばで、総入れ歯になられた患者さんもおられます。これはカロリー不足によってさらに拍車がかかります。

その他、嘔吐をすることによって、体がカロリーと塩分(電解質)不足になるために空腹感が増し、結果的に過食衝動を強めたり、嘔吐の繰り返しによって、唾液腺が刺激され、左右の唾液腺の強い腫脹が生じたり、嘔吐により胃液が失われることで低カリウムになり、全身の疲労感、脱力感、さらに心臓の危険な不整脈につながったりします。


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過食症の治療

過食症とは極端に食べ過ぎてしまう状態が続くことで、神経性大食症とも呼ばれる摂食障害です。患者は若い女性に多く、ダイエットの反動や仕事などのストレスが多くの原因となっています。過食症は、食べた後に飲食物を嘔吐したり、下剤を飲んで排出したりという代償行為をともなうことがほとんどのようです。また、ストレスから過食が続くと、嫌悪感などに悩んでしまいダイエットし、ダイエットのストレスがまた過食を呼び起こすというスパイラルに陥ることもあります。その結果、摂食障害が進行し危険な状態に陥ってしまいます。


過食症の治療方法としては、精神的な部分によるものが多いので必ず専門医に相談することが肝心です。過食症の場合、嘔吐・下痢による電解質異常がある場合は身体治療も必要になってきますが、一般的に拒食症のように緊急的な治療の必要性は少ないです。よく用いられる治療法として認知行動療法があります。無茶食いが起こる状況を認知させ、無茶食いは空腹感・ストレス・寂しさ・将来への不安などを感じるときに起こるので、そういった状況に陥った場合に自らが注意するよう教え込みます。カロリーを決め、食事を毎回少量ずつ5〜6回に分けてとることを守ると、空腹をあまり感じず無茶食いが起こりにくくなることなどを教え、過食嘔吐の行動パターンを改善していきます。また、過食行動は入院しておさまっても、家に戻ると繰り返されることが多いため、根本的な治療としての精神治療も有効です。


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